2011年7月1日
福岡県議会の6月定例会。初めて一般質問をさせていただきました。





質問のポイントは

①東日本大震災を受けて見えた新たな行政課題。社会福祉施設等の災害時要援護者の集団避難と広域避難について、県による制度設計がなされていないため、都道府県、市町村、福祉関係団体のネットワーク構築が必要ではないか。

②震災後、全国で首都機能移転論議が再燃し、分権改革の脈絡で語られている。都市を抱える福岡県のリーダーとして、首都機能移転論に参画する意思と都市としての福岡の将来像、道州制への考えについて。

でした。

知事は答弁で、いずれも問題意識を共有し、前向きな考えを示しました。①について、知事は「県内の福祉施設関係団体、九州・山口各県、全国知事会といった場を通じ、協議し、ルールづくりを進める」と述べました。②については、知事は「分散型の国土と経済社会システムの構築が時代の課題。災害が少なく、アジアに向けた日本海側の拠点としての大きな可能性を、この福岡県は持っている。いろんな機能を担う候補地として十分な資質を備えていると考えている」と述べ、知事就任後初めて首都機能移転に前向きな姿勢を示しました。

<記録文書>
・一般質問の全てのやり取りはこちら(PDFへリンク
・一般質問の質問と答弁をわかりやすく構成した文書はこちら(PDFへリンク


2011年7月6日~19日
福岡県議会6月定例会の予算特別委員会のメンバーとして、11年度当初予算を審議しました。


(委員会で質問に立つ田辺)


(知事(左)と一問一答)

私からは4つのテーマで質問。知事や担当部課長と一問一答し、成果もありました。

①環境=「家電の無料回収所」への対策について
 ⇒(委員会後に)県は「県内全域の実態調査をする」と表明しました。

②雇用=若年層の就業対策、所得対策について
 ⇒県は国に対し、最低賃金を800円に引き上げるよう要請しました。

③警察=「古賀警察署」の新規設置の要望
 ⇒県警は「粕屋署の分割も含めて慎重に検討する」と答弁しました。

④経済=福岡・アジア国際戦略特区の展望と課題
 ⇒小川洋知事は「国への申請で特区を実効性あるものにし、指定を受けられるようにする」と強い決意を示しました。


2011年7月26日~30日
所属する会派のメンバーで台湾を視察しました。

福岡県にとって、台湾は経済的に重要なカウンターパートとして交流をいっそう深めていかなければなりません。台湾は親日的な国です。ところが中国の存在が交流のハードルを高めていました。しかし、台中間の交流が急速に進み始めた今こそがチャンス。分権の時代を見据え、福岡県は「日本で最も台湾に近い都市」として存在感を高める必要があります。


訪台で見えた今後取り組むべき大きなポイントは、

① 半導体などのハイテク産業を互いに強みとしており、さらなる相互協力体制の構築による研究・開発、企業クラスター、雇用拡大、経済発展につなげる。

② 故宮博物院の文物を呼び込む「文化交流」の実現に向け、日本また福岡県として積極的に取り組んでいく。

③ 台湾で世界遺産登録に向けた署名活動が展開されている八田ダム(烏山頭ダム)の活動支援を行っていく。

④ 台北市議会における「議会改革」の取り組みを参考にした、福岡県議会の新たなルール作りを促進する。

⑤ 台北市の家庭暴力防止のためのワンストップサービスを日本で導入できないかどうかの検討を進める。

などです。


訪台は東日本大震災の台湾の支援に対する答礼の意味もあり、現地紙で紹介されました。




台北市議会は改革が進み、議席にはマイクが設置されています。福岡県議会に取り込めないか。




台湾の経済成長をけん引する新竹サイエンスパークを訪問し、管理局で説明を受けました。




台南で烏山頭ダムを視察。建設に尽力した八田與一技師は「台湾農業の父」と呼ばれます。




訪台の視点や報告の詳細は、2011年7月26日から8月2日のブログにあります。


詳細な活動記録はブログで連日報告中